最新記事

インタビュー

ノイズこそ大切に守るべき創造性の種

Management

[鈴木健]スマートニュース株式会社 代表取締役会長 共同CEO

2016年3月24日(木)10時55分
WORKSIGHT

良質なオフィスはモノづくりにいい影響を与える

 スマートニュース株式会社では「世界中の良質な情報を必要な人に送り届ける」ことをミッションに、スマートフォン・タブレット向けニュースアプリ「SmartNews」を開発・運営しています。SmartNewsの特徴は多彩なジャンルから厳選した話題の記事を、電波圏外でもストレスなく読めるところにあり、世界的にも高い評価を得ています。*

"良質な情報"を届けるにはコンテンツの質はもちろんのこと、見やすさや操作性などのインターフェースと、それを裏側で支えるシステムやネットワークも含めたソリューション全体の質の高さが問われます。

 社員には現状に満足せず、常に創造的で生産的な仕事を目指してもらわないといけません。そのためにマネジメントがすべきことの1つは、オフィス環境の整備だと考えています。

【参考記事】「クリエイティブ51、ビジネス49」をバランスさせる経営

「個体の知能」と「集合知の知能」を引き出す

 脳だけを使っていても創造性は十分に発揮できません。人間を含めて、生命というものは身体を使って知能を実現しているからです。身体が感知する情報を元に世界を理解し、世界へ働きかけているわけです。

 身体と環境は密接な関係にあり、相互作用している。ということはつまり、環境をデザインすることで身体性に基づいた知能を活性化して、創造性や生産性を高められるはずです。また、環境はそれぞれの個体が相互作用する場でもあるので、集合知を創り出す力もあると考えられるでしょう。

 同時に、会社で働く人は起きている時間のほとんどをオフィスで過ごしています。そこを社員にとって過ごしやすく創造性を発揮しやすい空間にしておくことが、「個体としての身体の知能」と「集合知としての知能」を引き出すことにつながります。

【参考記事】クオリティ・オブ・ライフの尊重がゲームの未来を切り開く

 スマートニュースは世界のニュースアプリのデファクトスタンダードを作ってきた、イノベーションを起こしてきたという自負があります。そして、これからもイノベーションを起こし続けなくてはなりません。他のどこにもない独創的なアイデアを生み出していかなくてはならない。これはスマートニュースに課せられた使命でもあると考えています。

 その意味でも環境の力を援用して社員の創造性を高めていくことが重要で、オフィスデザインはそのために考えなくてはならないと僕はとらえているのです。

wsSmartNews_1.jpg

奥の固定席エリアとフリーアドレスである左手前のボックス席が共存するオープンなオフィス空間。

ニュース速報

ビジネス

歳出最大97兆7100億円 18年度予算案、閣僚折

ビジネス

欧州委、オランダで家具小売イケアの税制措置を調査へ

ワールド

トランプ大統領、安保戦略で「中国とロシアは競争相手

ビジネス

欧州銀のM&A、仏銀が積極的な役割果たすべき=中銀

MAGAZINE

特集:静かな戦争

2017-12・26号(12/19発売)

電磁パルス攻撃、音響兵器、細菌感染モスキート......。日常生活に入り込み壊滅的ダメージを与える見えない新兵器

グローバル人材を目指す

人気ランキング

  • 1

    米国防総省の極秘調査から出てきたUFO映像

  • 2

    世界の「日本人ジョーク」に表れる、安倍首相の際立った存在感

  • 3

    太陽系の外からやってきたナゾの天体、宇宙人の探査機の疑いで調査へ

  • 4

    ウクライナ紛争ではびこる性暴力

  • 5

    「日本のメスザルは性的意図でシカ相手に疑似交尾」…

  • 6

    このクジラの写真は、最大公約数的な海洋写真とは違う

  • 7

    少女の乳房を焼き潰す慣習「胸アイロン」──カメルー…

  • 8

    推定500歳!地上で最古の脊椎動物はガリレオの時代か…

  • 9

    宇宙国家アスガルディア、人工衛星の軌道投入成功を…

  • 10

    集団レイプで受けた心の傷から肥満に苦しむ女性の回…

  • 1

    太陽系の外からやってきたナゾの天体、宇宙人の探査機の疑いで調査へ

  • 2

    推定500歳!地上で最古の脊椎動物はガリレオの時代から生きてきた

  • 3

    北朝鮮の消えた政権ナンバー2は処刑されたのか?

  • 4

    中国が密かに難民キャンプ建設──北朝鮮の体制崩壊に…

  • 5

    北の核実験で広がる「幽霊病」と苛酷な仕打ち

  • 6

    「深圳すごい、日本負けた」の嘘──中国の日本人経営…

  • 7

    高いIQは心理・生理学的に危険――米研究

  • 8

    ビットコインのために自宅を担保にするバカ、米当局…

  • 9

    習近平、「南京事件」国家哀悼日に出席――演説なしに…

  • 10

    算数が得意な富裕層の子どもと、家庭科が得意な低所…

  • 1

    北朝鮮「亡命兵士」の腸が寄生虫だらけになった理由

  • 2

    金正恩を倒すための「斬首部隊」に自爆ドローンを装備

  • 3

    北朝鮮「亡命兵士」の命を脅かす寄生虫の恐怖

  • 4

    米朝戦争になったら勝つのはどっち?

  • 5

    「ICBM発射映像に炎に包まれる兵士」金正恩が目撃し…

  • 6

    太陽系の外からやってきたナゾの天体、宇宙人の探査…

  • 7

    「英王室はそれでも黒人プリンセスを認めない」

  • 8

    推定500歳!地上で最古の脊椎動物はガリレオの時代か…

  • 9

    北朝鮮外務省が声明「戦争勃発は不可避、問題はいつ…

  • 10

    「軍事衝突は近い。国防総省は在韓米軍の家族を退避…

胎内のような、安心感のなかでイマジネーションを膨らませる。
日本再発見 シーズン2
ニューズウィーク日本版デザイナー募集
定期購読
期間限定、アップルNewsstandで30日間の無料トライアル実施中!
メールマガジン登録
売り切れのないDigital版はこちら

MOOK

ニューズウィーク日本版 特別編集

最新版 アルツハイマー入門

絶賛発売中!

STORIES ARCHIVE

  • 2017年12月
  • 2017年11月
  • 2017年10月
  • 2017年9月
  • 2017年8月
  • 2017年7月