エコな生理用品に「永遠の有害物質」が検出される...「環境と体に優しい」に研究者が警鐘【最新研究】
Reusable Feminine Hygiene Products 'A Risk to the Wearer', Study Warns
「膣の粘膜は、腕の皮膚などとは異なり極めて繊細で、血流に直結する『近道』のような働きを持っています。吸収力が非常に高いため、化学物質が肝臓や消化器系で濾過されることなく体内に入ってしまうのです。
この経路は、迅速な薬物投与のルートとして医療でも使われているほどです。それだけに、デリケートゾーンに使う製品の化学的成分には細心の注意が求められます。何が体内に取り込まれるかは、健康全体に関わる問題なのです」
環境的リスクも
再利用可能な生理用品は、使い捨てによる環境負荷を軽減するための代替的な選択肢とされてきた。しかし、最終的にはこれらも廃棄されるため、埋立地でPFAS(ピーファス)が土壌や水に染み出すリスクをはらんでいる。
今回の研究結果は、製品の製造と表示に関して「より高い透明性の必要性」を浮き彫りにしている。ヴェニエール教授は次のように警鐘を鳴らす。
「消費者は、製品に含まれる成分のすべてがパッケージに記載されているとは限らないという現実を知っておくべきです。製造業者が情報をもっと開示することで、消費者自身が何を選択すべきかが判断しやすくなります」
【参考文献】
Wang, Z., Peebles, E., Baird, D. D., Jukic, A. M. Z., Wilcox, A. J., Curry, C. L., Fischer-Colbrie, T., Onnela, J.-P., Williams, M. A., Hauser, R., Coull, B. A., & Mahalingaiah, S. (2025). Menstrual product use patterns in a large digital cohort in the United States: Variations by sociodemographic, health, and menstrual characteristics. American Journal of Obstetrics and Gynecology.
Wicks, A., Brady, S., Whitehead, H. D., Hedman, T., Zachritz, A., Venier, M., & Peaslee, G. F. (2025). Per- and Polyfluoroalkyl Substances in Reusable Feminine Hygiene Products. Environmental Science & Technology Letters.

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