最新記事

映画俳優

クリス・ヘムズワース夫妻、誕生日の息子への顔面ケーキ写真が「虐待」「笑えない」と炎上

2023年3月24日(金)20時25分
千歳香奈子

クリス・ヘムズワースとエルサ・パタキー夫妻(2022年6月、ロサンゼルス) David Swanson-REUTERS

<「理解できない」「ほとんど虐待」と批判が殺到する一方、「遊んでいるだけでは?」との意見も。顔面ケーキで誕生日を祝うセレブは他にも>

マーベル映画『マイティ・ソー』シリーズで知られるクリス・ヘムズワースとスペイン出身の女優エルサ・パタキー夫妻が、双子の兄弟の9歳の誕生日をちょっと変わった方法でお祝いし、「虐待」「笑えない」と炎上している。

【写真】「虐待」と批判が殺到したクリヘム夫妻の子供への顔面ケーキ

問題となったのは、クリスが自身のインスタグラムに投稿した家族で誕生日を祝う様子を撮影した1枚の写真。そこには母エルサと姉のインディア・ローズちゃんが笑顔で双子の一人の頭に手を置いて顔をチョコレートケーキに押し付ける姿が写っており、クリスがそれを微笑みながら見守っている。

「僕の小さな男の子たち9歳のお誕生日おめでとう」とキャプションが添えられているが、その後には「この家でのケーキの食べ方はたった一つしかない。ママが顔をケーキに押し付けることさ!!"ねぇママ、僕はチョコレートケーキは嫌だ、バニラがいい"だって?息子よ、今はどうだ?」と続いている。

この投稿を見た一部ファンから、「面白いとは思えない。これはほとんど虐待だ」「なぜ子供の顔をケーキに押し付けるのか理解できない」「このケーキ食べずに捨ててないよね」と、批判が殺到。また、子供たちの安全面からもこのようなことをすべきではないとの声も上がっている。

「これはラテンアメリカ流」と擁護する声も

2010年に結婚し、3人の子供をもうけたクリスは、「普通の子供と同じように育てたい」と話し、やんちゃ盛りの子供たちと自然の中で遊ぶ様子などを自身のインスタグラムで公開している他、ビーチで戯れる姿も時折パパラッチされている。

子煩悩として知られるだけに、ただ遊んでいるだけでは?との意見もあり、「子供を傷つけているわけではないし、彼らも笑っている。なぜみんな文句を言うの?」「批判をしている人たち、なんて暇なんだ。パーティーは最高に楽しいものであるべきだよ」と擁護する声もある。

また、「これはラテンアメリカの伝統だと思う。彼らの子供なのだから、他人がとやかく言うことはない」という意見もあり、エルサが生まれ育ったスペインの文化なのではないかと推測する人もいる。

実際にメキシコ出身のサルマ・ハエックが過去のインタビューで「誕生日ケーキが出てきたら願い事をしてろうそくの火を消すと、頭を押されてケーキに顔を突っ込む」とメキシコ流の祝い方を紹介していたと指摘するファンもいる。

ハエック自身も21年に自身の誕生日をケーキに顔を突っ込んで祝う動画を投稿しており、この時頭を押した一人が『エターナルズ』で共演したアンジェリーナ・ジョリーだった。

【動画】アンジーに頭を押されてケーキに顔を突っ込むハエック

クリスは昨年11月にアルツハイマー病を発症する可能性が高いことが判明し、「家族と過ごす時間を優先したい」と俳優業を一時休業すると宣言したばかり。家族でふざけあってラテン流で楽しい誕生日の思い出作りをしていただけなのかもしれない。

[筆者]
千歳香奈子
北海道・札幌市出身。1992年に渡米し、カリフォルニア州サンタモニカ大学で写真を学ぶ。96年アトランタ五輪の取材アシスタントとして日刊スポーツ新聞社アトランタ支局に勤務。ロサンゼルス支局、東京本社勤務を経て99年よりロサンゼルスを拠点にハリウッドスターら著名人へのインタビューや映画、エンターテイメント情報等を取材、執筆している。日刊スポーツ新聞のサイトにてハリウッド情報や西海岸のトレンドを発信するコラムも寄稿中。著書に『ハリウッド・セレブ』(学研新書)。

20230606issue_cover150.jpg
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2023年6月6日号(5月30日発売)は「ChatGPTの正体」特集。便利なChatGPTが人間を支配する日――。生成AIとどう付き合うべきか? PLUS 作家がChatGPTに創作勝負を挑んだら。

歌手

大丈夫? 見えてない? テイラー・スウィフトのライブ衣装、きわどすぎて観客を心配させる

Taylor Swift's Racy Tour Outfit Sparks Debate After Near Fashion Malfunction

2023年3月24日(金)20時26分
ローラ・ドナルドソン
テイラー・スウィフト

テイラー・スウィフト(2019年3月) Kathy Hutchins-Shutterstock

<片脚を完全に出したデザインのキャットスーツで、スウィフトがのけぞる姿を捉えた動画がネット上に出回る>

本文を読む
動物

脱走シマウマ、ソウルの街で自由を謳歌 至る所で撮影され話題に

2023年3月24日(金)19時35分
若道いつき
シマウマ

(写真はイメージです) caizier-shutterstock

<都市に溶け込むには少し無理があった......>

本文を読む
映画俳優

【写真】「虐待」と批判が殺到したクリヘム夫妻の子供への顔面ケーキ

2023年3月24日(金)18時35分
クリス・ヘムズワースとエルサ・パタキー夫妻

クリス・ヘムズワースとエルサ・パタキー夫妻(2022年6月、ロサンゼルス) David Swanson-REUTERS

<マーベル映画『マイティ・ソー』シリーズで知られるクリス・ヘムズワースとスペイン出身の女優エルサ・パタキー夫妻が、双子の兄弟の9歳の誕生日をちょっと変わった方法でお祝いし、「虐待」「笑えない」と炎上している>

本文を読む
TikTok

見ただけで「スマホが冷える(?)」と話題沸騰中のTikTok動画...その内容は

2023年3月24日(金)17時40分
飯野敬二
スマートフォン

(写真はイメージです) BlueFFury-Shutterstock

<動画は約2000万再生を記録...>

本文を読む
TikTok

【動画】見ただけで「スマホが冷える(?)」と話題沸騰中のTikTok動画

2023年3月24日(金)17時30分
エアコン

@miguel_lares30-TikTok

<見ただけで「スマホが冷えた気がする」とネットで話題沸騰中の動画>

本文を読む

関連ワード

ニュース速報

ワールド

ウクライナ、反転攻勢の準備整った―ゼレンスキー氏=

ワールド

米国防長官、講演で中国に懸念 衝突回避へ対話を呼び

ワールド

北朝鮮ミサイル情報の即時共有、数カ月中に初期運用へ

ワールド

インド東部で列車同士が衝突、少なくとも233人死亡

MAGAZINE

特集:ChatGPTの正体

2023年6月 6日号(5/30発売)

便利なChatGPTが人間を支配する日。生成AIとどう付き合うべきか?

メールマガジンのご登録はこちらから。

人気ランキング

  • 1

    ロシアの「竜の歯」、ウクライナ「反転攻勢」を阻止できず...チャレンジャー2戦車があっさり突破する映像を公開

  • 2

    「ダライ・ラマは小児性愛者」 中国が流した「偽情報」に簡単に騙された欧米...自分こそ正義と信じる人の残念さ

  • 3

    米軍、日本企業にTNT火薬の調達を打診 ウクライナ向け砲弾製造用途で

  • 4

    ウクライナ側からの越境攻撃を撃退「装甲車4台破壊、戦…

  • 5

    どんぶりを余裕で覆う14本足の巨大甲殻類、台北のラ…

  • 6

    茶色いシミに黄ばみ... カンヌ登場のジョニー・デッ…

  • 7

    「両親は無責任だ」極太ニシキヘビが幼児に絡みつく.…

  • 8

    「日本ネット企業の雄」だった楽天は、なぜここまで…

  • 9

    【ヨルダン王室】ラーニア王妃「自慢の娘」がついに…

  • 10

    大事な部分を「羽根」で隠しただけ...米若手女優、ほ…

  • 1

    【画像・閲覧注意】ワニ40匹に襲われた男、噛みちぎられて死亡...血まみれの現場

  • 2

    歩きやすさ重視? カンヌ映画祭出席の米人気女優、豪華ドレスからチラ見えした「場違い」な足元が話題に

  • 3

    韓国アシアナ機、飛行中に突然乗客がドアをこじ開けた!

  • 4

    【ヨルダン王室】ラーニア王妃「自慢の娘」がついに…

  • 5

    「日本ネット企業の雄」だった楽天は、なぜここまで…

  • 6

    ワニ40匹に襲われた男、噛みちぎられて死亡...血まみ…

  • 7

    ロシアの「竜の歯」、ウクライナ「反転攻勢」を阻止…

  • 8

    62歳の医師が「ラーメンのスープを最後まで飲み干す」…

  • 9

    ロシアはウクライナを武装解除するつもりで先進兵器…

  • 10

    F-16は、スペックで優るロシアのスホーイSu-35戦闘機…

  • 1

    【画像・閲覧注意】ワニ40匹に襲われた男、噛みちぎられて死亡...血まみれの現場

  • 2

    世界がくぎづけとなった、アン王女の麗人ぶり

  • 3

    カミラ妃の王冠から特大ダイヤが外されたことに、「触れてほしくない」理由とは?

  • 4

    F-16がロシアをビビらせる2つの理由──元英空軍司令官

  • 5

    「ぼったくり」「家族を連れていけない」わずか1年半…

  • 6

    築130年の住宅に引っ越したTikToker夫婦、3つの「隠…

  • 7

    日本発の「外来種」に世界が頭を抱えている

  • 8

    歩きやすさ重視? カンヌ映画祭出席の米人気女優、…

  • 9

    チャールズ国王戴冠式「招待客リスト」に掲載された…

  • 10

    「飼い主が許せない」「撮影せずに助けるべき...」巨…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story

MOOK

ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中