コンセントが足りない!...パナソニックが「四隅配置」新基準、リビング・ダイニングは31口を提案

1918年に創業し、今日の配線器具にあたるアタッチメントプラグを発売したパナソニックにとって、配線器具は祖業だ。1966年に「電気の1・2・3運動」を展開し、「1つの部屋に2つのあかり、3つのコンセント」を提案。日本の住宅設計に大きな影響を与えた。
1993年には「電気設備のABC」キャンペーンを開始し、A(安全)、B(便利)、C(コントロール)の重要性を普及させた。このたびの「でんきの設備でeくらし」は、それ以来の大型キャンペーンとなる。

新築施主の75%がコンセントに不満あり
「いま改めて日本の暮らしに目を向けると、ライフスタイルや価値観が大きく変わっている。こうした変化に対し、現状では十分に対応できているとは言えない」と、パナソニック エレクトリックワークス社の川本哲靖氏(電材&くらしエネルギー事業部事業部長)は反省を口にする。
実際、同社が今年4月にルームクリップと共同で家を新築した約1000人を対象に実施したアンケートでは、75.4%がコンセントに関する不満があると回答。「家具などで隠れてしまう」「季節家電を好みの位置に置けない」といった声が寄せられた。
日本では、電気設備に関する法令にも、電気工事の設計・施工・検査などに関する民間規格である「内線規程」にも、コンセントの「数」「位置」についての明確な規定はない。
一方、アメリカには、州や郡など地方政府が採用する「全米電気規定(National Electrical Code)」があり、それには「壁のどの地点からも6フィート(約1.8メートル)以上離れない場所に設置しなければならない」といったコンセントの位置に関する規定も含まれるという。
部屋のどこからでもコンセントにアクセスしやすくするための規定であり、「でんきの設備でeくらし」キャンペーンの開始にあたって参考にしたと川本氏は説明する。





