コンセントが足りない!...パナソニックが「四隅配置」新基準、リビング・ダイニングは31口を提案
住宅にあるコンセントの口数・位置がニーズに合っておらず、タコ足配線になっている家は珍しくない years44-shutterstock
<住宅のコンセントは「部屋の2隅」にあるのが一般的。明らかに足りていないが、いくつあるのが理想なのか。パナソニックの新たな提言とは?>
自分の家にコンセントがいくつあるか、知っているだろうか。
たとえワンルームマンションに住んでいても、即答できる人はほとんどいないだろう。それでも、誰もが知っていることがある。「コンセントが足りない」という事実だ。
スマホ、タブレット、スマートウォッチ、縦型クリーナー、サーキュレーター、電気調理鍋、コーヒーメーカー、電動歯ブラシ、美顔器......。ますます便利になる暮らしと引き換えに、充電が必要な家電、大容量の家電は増え続けている。
一般的な住宅のコンセントの口数については後述するが、その数や位置に対する不満を持っている人は多いようだ。部屋の片隅や家電の裏側がタコ足配線になっている家は珍しくない。
この問題を解決するには、どうすればいいか。日本の電設資材メーカー最大手、パナソニックがこのたび、「文化」を変えるところから取り組むと、新たな提言を発表した。
名付けて「でんきの設備でeくらし」。住宅(戸建て・マンション)の電気設備設計の新基準を提案し、2030年までに定着させることを目指す。提案するコンセントの新基準は「四隅配置」だ。

住宅を建てるときに「配線」を考えていない
パナソニック エレクトリックワークス社の平岡勇氏(マーケティング本部電材営業統括部長)によれば、家づくりの中で、間取りやデザインに関する話し合いは多いが、コンセントや電気設備の話は後回しになりがちだという。
住宅を建てる前から、コンセントや配線のことを考えてもらう「文化」を根付かせたい――。
そのために同社は、電気設備に対する一般の関心を高め、住宅メーカーや電気工事店に働きかけ、業界を挙げて取り組んでいく計画だ。「数年かけて『文化』を変える運動になる」と、平岡氏は言う。






