天井の照明が、ビルで働くロボットたちの司令塔に?「未来のビル」実現を後押しする新テクノロジー
 
 
 技術検証のデモンストレーションを兼ねた現場見学会。パナソニックEW社の研究開発拠点「SIOMER(シオメル)」で実施された
<省人化やエコに不可欠とされるスマートビル。そこで働くロボットたちの運用効率の向上を目指し、パナソニックがロボットスタートアップとタッグを結成。その理由とは?>
日本社会が直面する深刻な労働力不足や、地球温暖化に歯止めをかけるための脱炭素化やカーボンニュートラルの必要性----これらの社会課題を解決する一手として期待を集めているのが、先進技術により運営効率や快適性を高める「スマートビル」の普及や「サービスロボット」の活用だ。
清掃や警備といった役割を担うサービスロボットは、すでに一部のオフィスビルなどで導入されている。しかし、ロボットがトラブルで停止したり現在位置をロストしたりした際などには人の手で再稼働させる必要があるなど、まだ多くの課題があるのが現状だ。
さらには今後、オフィスビルや商業施設で複数のベンダーの警備ロボットや清掃ロボットが稼働し始めると、ロボット同士の連携が取れず稼働効率が大きく低下するといった問題も予想される。

そうした課題の解決に乗り出したのが、パナソニック エレクトリックワークス社(以下、パナソニックEW社)と、国産業務DXロボットの開発・提供を行うスタートアップであるugo株式会社だ。
両社は2025年9月から、オフィスビルでのサービスロボットの運用効率を高める技術検証をスタート。10月9日の記者発表会では、技術検証の一部がデモンストレーションとして公開された。






 
 
 
 
 
     
 
     
 
     
 
     
 
     
 
     
 
     












