最新記事
レイオフ

ディズニー、7000人規模のレイオフ...メタバース部門廃止

2023年3月29日(水)08時30分
冨田龍一
ディズニー

Marko Aliaksandr-Shutterstock

<かつては「現実世界とデジタル世界をより密接に結び付け、物語を進化させる」と宣言していたが>

ウォルト・ディズニーは7000人規模の広範なレイオフの一環として、メタバース部門の解散などを決定した。ウォール・ストリート・ジャーナルが現地時間3月28日、複数の関係者による証言に基づいて報じた。

メタバース部門は50人ほどのチームで、同社の消費者向け製品部門の幹部であるマイケル・ホワイトが率いていた。今回のレイオフにより、メタバース部門に所属するホワイト以外の全員が同社を去ることとなったという。

ホワイトはディズニーが保有する知的財産と最新技術を組み合わせた、新たなストーリーテリング手法の構築に挑戦していたが、今後の役割は明らかになっていない。

ディズニーはコンサルティング企業・マッキンゼーとの協議の後、営業費用とスタッフ数の削減を決定したという。大規模なレイオフに至った理由としては、経済状況の悪化やストリーミング領域での競争の激化などが挙げられる。

ディズニーは2021年11月にメタバースへの事業拡大を発表。当時のCEO、ボブ・チャペックは「現実世界とデジタル世界をより密接に結び付け、物語を進化させる」と宣言していた。

ニューズウィーク日本版 脳寿命を延ばす20の習慣
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年10月28日号(10月21日発売)は「脳寿命を延ばす20の習慣」特集。高齢者医療専門家・和田秀樹医師が説く、脳の健康を保ち認知症を予防する日々の行動と心がけ

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら



あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

トランプ氏、カナダとの貿易交渉打ち切り 関税巡る「

ワールド

カナダ、中国との首脳会談に期待 来週のAPEC会議

ワールド

習主席、「中国は戦略的イニシアチブを」=新華社

ワールド

アングル:米中首脳会談は幅広い合意困難か、双方に融
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:脳寿命を延ばす20の習慣
特集:脳寿命を延ばす20の習慣
2025年10月28日号(10/21発売)

高齢者医療専門家の和田秀樹医師が説く――脳の健康を保ち、認知症を予防する日々の行動と心がけ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    報じられなかった中国人の「美談」
  • 2
    【2025年最新版】世界航空戦力TOP3...アメリカ・ロシアに続くのは意外な「あの国」!?
  • 3
    「ママ、ママ...」泣き叫ぶ子供たち、ウクライナの幼稚園をロシアが攻撃 「惨劇の様子」を捉えた映像が話題に
  • 4
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 5
    ハーバードで白熱する楽天の社内公用語英語化をめぐ…
  • 6
    国立大卒業生の外資への就職、その背景にある日本の…
  • 7
    「宇宙人の乗り物」が太陽系内に...? Xデーは10月2…
  • 8
    汚物をまき散らすトランプに『トップガン』のミュー…
  • 9
    「石炭の時代は終わった」南アジア4カ国で進む、知ら…
  • 10
    【ムカつく、落ち込む】感情に振り回されず、気楽に…
  • 1
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 2
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号返上を表明」も消えない生々しすぎる「罪状」
  • 3
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多い県」はどこ?
  • 4
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
  • 5
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 6
    【2025年最新版】世界航空戦力TOP3...アメリカ・ロシ…
  • 7
    報じられなかった中国人の「美談」
  • 8
    本当は「不健康な朝食」だった...専門家が警告する「…
  • 9
    「ママ、ママ...」泣き叫ぶ子供たち、ウクライナの幼…
  • 10
    ハーバードで白熱する楽天の社内公用語英語化をめぐ…
  • 1
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 2
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 3
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 4
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 5
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 6
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 7
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 8
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外…
  • 9
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 10
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中