コラム

知られざる「働く女性」のパイオニア/It's just as well that...(~ということが実は良かった)

2015年10月14日(水)17時05分

登場するボキャブラリー

【Kindertransport】キンダートランスポート(第二次世界大戦の開戦直前に行われた、約1万人のユダヤ人の子供をナチス・ドイツとその周辺国から英国に疎開させる一時的里親政策)。シャーリー氏はこの政策により、5歳の時にイギリスにやって来ました。

【philanthropist】慈善家。シャーリー氏は退職後、稼いだお金を慈善活動に投じています。

【patronizing】恩着せがましい、人を見下したような。シャーリー氏によると、男性は頑張っている女性に対してこのような態度を持つ傾向にあるそうです。

【changeling】すり替えられた子。以前とてもハッピーな赤ん坊だったシャーリー氏の息子に自閉症の症状が急に現れた時、シャーリー氏はすり替えられた子であるように感じたそうです。

【glass ceiling】ガラスの天井(働く女性が直面する目に見えない昇進への障害)。シャーリー氏が雇った女性の中には、このような壁にぶち当たった人が沢山いました。

【profit sharing】社員に対して利益を配当する制度。シャーリー氏の会社はこの制度を含め、進歩的な人事方針を実施していました。

【maddening】気を狂わせるような。シャーリー氏によると、ソフトウェア開発を管理するというのはこのような感じであるそうです。

プロフィール

ロッシェル・カップ

Rochelle Kopp 異文化コミュニケ−ション、グローバル人材育成、そして人事管理を専門とする経営コンサルタント。日本の多国籍企業の海外進出や海外企業の日本拠点をサポートするジャパン・インターカルチュラル・コンサルティング社の創立者兼社長。イェ−ル大学歴史学部卒業、シガゴ大学経営大学院修了(MBA)。『シリコンバレーの英語――スタートアップ天国のしくみ』(IBC出版)、『日本企業の社員は、なぜこんなにもモチベーションが低いのか?』(クロスメディア・パブリッシング)、『反省しないアメリカ人をあつかう方法34』(アルク)など著書多数。最新刊は『日本企業がシリコンバレーのスピードを身につける方法』(共著、クロスメディア・パブリッシング)。

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