- HOME
- コラム
- Edge of Europe
- あまりに理不尽な冤罪事件...イギリス「郵便局スキ…
あまりに理不尽な冤罪事件...イギリス「郵便局スキャンダル」に怒り再燃
常識に反しているのはまさにここだ。POはその情報を持っていた。詐欺事件の異常な増加が不安定なこのシステムの導入時期と重なっていることに気付いていたのだ。被告の郵便局長たちは、そのソフトウェア上の証拠に基づいて有罪判決を言い渡された。POは、郵便局長たちを訴追するために多額の法的費用すら費やした。システムの異常を認めるよりも、局員の人生を破壊するほうが容易だったかのようだ。これは単なる無能を通り越して、悪意の域にまで達する。
その後、面倒な訴訟を経て、93人の有罪判決が覆った。既に遅すぎだが、全員の有罪判決を一挙に取り消す法案が現在進められている。被った苦しみの償いとして財政的な補償も必要だ。残酷なことに、補償を受けるどころか汚名もそそげないままに亡くなった人々もいる。
そして、誰かが責任を問われなければならないという問題もある。長期にわたり異なる立場や組織の人々がさまざまな度合で大勢関与してきたため、複雑なプロセスをたどるだろう。POの幹部はもちろん、閣僚や富士通の経営陣も含まれる。彼らは大きな役割に見合う地位と報酬を享受してきた。今や大惨事の統括者として報いを受けなければならない。
元CEOは勲章を返還したが
現在、2012~19年にPOのCEOを務めたポーラ・ベネルズに過度な注目が集まっている。ドキュメンタリードラマの中で「悪玉」の代表格たる主要人物として描かれたからだ。彼女は最近、所持していた勲章を返還した。このささやかな行動は国民の怒りをなだめるどころか、スキャンダルが既に公になっていたにも関わらず2019年に彼女が勲章を授与されたことに対して、かえって不信感を高めてしまった。
人々の非難の声は「他人への同情」を超えている。これは社会に対する深刻な背信だ。こんなにも多くの無実の人々が、ばかげて悪意に満ちたやり方で公権力に人生を破壊される可能性があるのなら、同じことが誰に起こってもおかしくないだろう。
アマゾンに飛びます
2026年3月24号(3月17日発売)は「イラン革命防衛隊」特集。イスラム神権国家を裏からコントロールする謎の軍隊の歴史と知られざる実力
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
英国アカデミー賞でリベラル派真っ青のある事件が 2026.03.21
肥満予防のため飲んではダメ!...口うるさい政府の「子守国家」イギリス 2026.02.28
人呼んで「暗黒のプリンス」...エプスタイン事件で逮捕のマンデルソンとは? 2026.02.24
イングランドサッカー界で高貴なる「二重姓」選手が多発する理由は? 2026.01.29
車道に次々現れる100万以上の陥没...イギリスの悲惨な現状を象徴する「道路の穴」 2026.01.21
イギリスのパブで偶然出会った日本語ペラペラのイングランド人...さらに驚いた偶然は? 2025.07.19
イギリスの鉄道、東京メトロが運営したらどうなる? 2025.07.12
-
経理事務/青砥駅/外資系企業での経理財務経験5年以上/英語力必須
プロフィット株式会社
- 東京都
- 月給32万6,000円~
- 正社員
-
「アカウントマネージャー」 企業の出張に関する包括的なコンサルタント グローバル企業や外資系企業の顧客窓口を担当
株式会社日本旅行・グローバルビジネストラベル
- 東京都
- 年収500万円~750万円
- 正社員
-
保険の営業 外資系トップクラスの大手グループ/土日祝休み/年間休日120日以上/手厚い研修あり
マニュライフ生命保険株式会社
- 東京都
- 月給20万円~50万円
- 正社員
-
生成AI商材/大手外資系「インサイドセールス「SV候補」」/その他コンサルティング系
ブリッジインターナショナル株式会社
- 東京都
- 年収340万円~450万円
- 正社員






