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シンガポール非石油輸出、9月は前年比+6.9% 予想外の増加

2025年10月17日(金)11時39分

 シンガポール企業庁が17日発表した9月の石油を除く輸出は前年同月比6.9%増加した。シンガポール港で2018年6月撮影(2025年 ロイター/Feline Lim)

[シンガポール 17日 ロイター] - シンガポール企業庁が17日発表した9月の石油を除く輸出は前年同月比6.9%増加した。電子製品の大幅増がけん引した。

ロイター調査による予想は2.1%減、8月改定値は11.5%減だった。

主要市場のうち押し上げ要因となったのは、香港、台湾、中国向け。一方、欧州連合(EU)、米国、インドネシア向けは減少した。

シンガポールは米国による10%の関税で打撃を受けており、9月の対米輸出は前年比9.9%減、8月は29.1%減だった。

今年上半期は米国の関税回避策として輸出と生産を前倒ししたことから経済が予想より好調に推移したが、各当局は下半期には成長が鈍化する公算が大きいと警告している。

企業庁は、通年の非石油輸出伸び率を1─3%と予想している。8月には下半期に若干の低迷が見込まれるとしていた。

シンガポールはまた、トランプ米大統領が9月に発表した医薬品輸出に対する関税など、部門単位の関税導入による影響にも備えている。

ガン副首相兼貿易産業相は14日、企業が米政府と適用除外の交渉を行うため、米関税の発動が延期されたと述べた。

ロイター
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