台湾国防部長、双十節後の中国軍事演習に警戒

台湾の顧立雄国防部長（国防相）は３日、中国軍の活動を追跡し、早期警戒の兆候を探っているとしつつ、１０日の双十節（中華民国の建国記念日）の後に昨年のような軍事演習が再び行われるかどうかという仮定の質問には答えられないと述べた。資料写真（２０２５年　ロイター／Dado Ruvic）

[台北 ３日 ロイター] - 台湾の顧立雄国防部長（国防相）は３日、中国軍の活動を追跡し、早期警戒の兆候を探っているとしつつ、１０日の双十節（中華民国の建国記念日）の後に昨年のような軍事演習が再び行われるかどうかという仮定の質問には答えられないと述べた。

頼清徳総統は双十節に演説する予定。中国は昨年、「分離主義者の行動」に対する警告として、直後に台湾周辺で軍事演習を行った。

顧氏は議会で記者団から今年も同じことが繰り返される可能性について質問されると、監視を続けていると回答。「仮定のシナリオについては現時点で答えられない」と述べた。