原油先物横ばい、ＯＰＥＣプラス増産報道も米原油在庫減の観測

アジア時間序盤の原油先物はほぼ横ばいで推移した。写真は２０２０年４月撮影（２０２５年　ロイター/Dado Ruvic/Illustration）

Laila Kearney

［１日　ロイター］ - アジア時間序盤の原油先物はほぼ横ばいで推移した。石油輸出国機構（ＯＰＥＣ）とロシアなど非加盟産油国で構成する「ＯＰＥＣプラス」が１１月に増産を加速する可能性があるとの報道が重しとなる一方、米国の在庫減少観測が相場を下支えした。

北海ブレント先物１２月限は０．１２ドル高の１バレル＝６６．１５ドル。米ＷＴＩ先物も０．１２ドル高の６２．４９ドル。両指標は前日まで２日連続で下落していた。

市場関係者が米石油協会（ＡＰＩ）の推計を基に述べたところによると、９月２６日までの週の米原油在庫は３６７万バレル減少した。

一方、関係筋によると、ＯＰＥＣプラスは１１月の増産ペースを１０月の日量１３万７０００バレルから加速する可能性がある。サウジアラビアが市場シェアの回復を目指していることが背景という。