カーク氏射殺後も「冷静さ呼びかけず」、州知事がトランプ氏非難

　米ペンシルベニア州のシャピロ知事（民主党、写真）は、保守系政治活動家チャーリー・カーク氏射殺後のトランプ大統領の発言を批判し、暴力行為が発生した場合、指導者は冷静さを呼びかけるべきだと述べた。６月撮影（２０２５年　ロイター/Eduardo Munoz）

Jana Winter

［ピッツバーグ　１６日　ロイター］ - 米ペンシルベニア州のシャピロ知事（民主党）は、保守系政治活動家チャーリー・カーク氏射殺後のトランプ大統領の発言を批判し、暴力行為が発生した場合、指導者は冷静さを呼びかけるべきだと述べた。

シャピロ氏は「大統領と一部側近らは、認められる暴力と認められない暴力を選別している。これにより誰もがより安全ではなくなり、緊張は緩和されるどころか高まっている。今われわれに必要なのは冷静さだ」と述べた。

シャピロ氏は４月、公邸が放火される被害に遭っていた。

カーク氏の暗殺後、トランプ氏や側近らは共和党関係者を標的とした攻撃を繰り返し批判しているが、民主党関係者に対する暴力行為についてはほぼ言及していない。

シャピロ氏は１６日、ヘイト撲滅を訴えるイベントで「左派であれ右派であれ、われわれは団結して非難しなければならない。大統領はまたしても、この指導者のテストと道徳心のテストに不合格となった。これにより、われわれ全員の安全が脅かされている」と述べた。