ブラジル5─7月期失業率、過去最低の5.6％ 予想以上に改善

[サンパウロ １６日 ロイター] - ブラジル地理統計院（ＩＢＧＥ）が１６日発表した５─７月期の失業率は５．６％と、２─４月期の５．８％から低下した。４カ月連続の低下で、２０１２年の統計開始以来最低水準となった。

ロイターがまとめたエコノミスト予想の中央値（５．７％）をわずかに下回った。

就業者数も１．２％増の１億０２４０万人と、過去最高を記録した。

ＩＢＧＥのアナリスト、ウィリアム・クラトックウィル氏は、７月の数字は活発で前向きな労働市場の勢いを裏付けていると指摘し、「記録的な雇用水準が示しているように、人々は本当に労働市場に参入している」と述べた。

アダジ財務相は１６日のイベントで、ルラ政権下では平均経済成長率が年３％近く、失業率は過去最低水準となるだろうと述べた。