トランプ氏、豪首相と来週会談の可能性 ＡＵＫＵＳ巡り協議も

トランプ米大統領は１６日、オーストラリアのアルバニージー首相（写真）が近く訪米し、会談する見通しと明らかにした。写真はシドニーで１２日撮影（２０２５年　ロイター/Hollie Adams）

［ワシントン １６日　ロイター］ - トランプ米大統領は１６日、オーストラリアのアルバニージー首相が近く訪米し、会談する見通しと明らかにした。詳細な日程については明確にしなかったものの、アルバニージー首相は来週、ニューヨークで開催される国連総会に出席するために米国を訪れる予定となっている。

トランプ大統領は記者団に対し、「彼らは私と仲良くしたいと思っている」と語った。

アルバニージー首相は１５日に行われたインタビューで、訪米中にトランプ大統領がニューヨークで主催するレセプションに出席する予定としつつも、首脳会談はまだ予定されていないと語っていた。１６日には、豪テレビとのインタビューで、トランプ氏とニューヨークで会談するかと質問され、「何が起きるか見てみよう」と応じるにとどめた。

オーストラリアへの原子力潜水艦供与を柱とする米英豪３カ国による安全保障枠組み「ＡＵＫＵＳ（オーカス）」など、米豪には協議が必要とされる課題が山積しているものの、トランプ大統領の２期目就任後、対面での首脳会談はまだ実現していない。

オーストラリア政府は１４日、ＡＵＫＵＳの枠組みに基づく将来的な潜水艦の配備支援に向け、西オーストラリア州に防衛施設を建設する計画に１２０億豪ドル（８０億米ドル）を投じると発表した。