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原油先物は続落、OPECプラスの追加増産観測で

2025年09月04日(木)11時18分

アジア時間の原油先物は、前日の2%超下落に続いて下落している。写真は2023年10月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)

Sam Li Trixie Yap

[4日 ロイター] - アジア時間の原油先物は、前日の2%超下落に続いて下落している。石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」が週末に開く会合では、新たな増産計画が検討されるとみられている。

0114GMT(日本時間午前10時14分)時点で、北海ブレント先物は0.27ドル(0.40%)安の1バレル=67.33ドル、米WTI先物は0.28ドル(0.44%)安の63.69ドル。

関係筋によると、OPECプラスは7日に開催する会合でさらなる増産を検討する方針だという。

プライス・フューチャーズ・グループのシニアアナリスト、フィル・フリン氏は、会合を前にこれまでの予想に反して増産の可能性が高まったと述べた。

OPECプラスはすでに、アラブ首長国連邦(UAE)の生産枠を日量30万バレル引き上げることに加え、4─9月の生産目標を日量約220万バレル引き上げることで合意していた。

ここ数カ月増産が加速しているが、中東の原油価格は世界的に最も堅調な価格を維持。このため、サウジアラビアなどOPEC加盟国が増産に自信を強めているという。

市場参加者は4日に発表される米原油在庫を注視している。米石油協会(API)のデータを元にした市場筋によると、前週の米原油在庫は62万2000バレル増加したとみられる。

ロイター
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