車関税引き下げの大統領令、可及的速やかな発出必要＝赤沢経済再生相

赤沢亮正経済再生相は４日、自動車と自動車部品の関税引き下げに関し、「大統領令を可及的速やかに発出してもらうことが必要」と述べた。写真は４月１８日、東京で撮影（２０２５年　ロイター/Issei Kato）

Takaya Yamaguchi

［東京　４日　ロイター］ - 赤沢亮正経済再生相は４日、自動車と自動車部品の関税引き下げに関し、「大統領令を可及的速やかに発出してもらうことが必要」と述べた。同日午前、都内で記者団の取材に応じた。

訪米に先立ち、赤沢再生相は「（先週見送った訪米は）事務的な協議を続ける必要がある論点がみつかった」と説明。「今回訪米に至るのは、事務的な協議は整ったということで、閣僚級で協議すべきことを協議するため今から訪米する」と語った。

自動車関税の引き下げに向け、速やかな大統領令発出が必要とも強調し、「日米双方にとって経済安全保障を確保する、経済成長を実現するのに役立つ日米合意の実施をしっかり図っていきたい」との考えを述べた。

一方、自民総裁選前倒しの是非に関しては、物価高に負けない賃上げ実現や防災庁の設置、関税合意の確実な実行は、石破政権が成し遂げるべき課題と訴え、「前倒しは必要ない」と明言した。