ウクライナ、ロシアとの捕虜交換で84人帰国 民間人数十人含まれる

8月14日、ウクライナ当局は、ロシアとの最新の捕虜交換で84人を帰国させたと発表した。写真はウクライナ国内の非公開の場所で、自身の親族が生きており、ロシアで拘束されていることを解放された捕虜から聞いた女性(2025年 ロイター/Valentyn Ogirenko)
[キーウ 14日 ロイター] - ウクライナ当局は14日、ロシアとの最新の捕虜交換で84人を帰国させたと発表した。数十人の民間人が含まれており、少なくとも1人は10年以上拘束されていたという。
ウクライナの捕虜問題を担当する議会委員会によると、この日の交換には兵士33人と民間人51人が含まれた。そのうち一人は4000日以上拘束されており、もう一人は2019年にロシアの支援を受ける分離主義者に捕らえられた小学校教員だった。
ゼレンスキー大統領はXに、「本日解放された民間人には、14年、16年、17年からロシアに拘束されていた人が含まれている。また軍人には、マリウポリの防衛に当たった兵士らが含まれている」と投稿した。
ウクライナとロシアは、3年半に及ぶ戦争の期間を通じて定期的に捕虜交換を行っており、ウクライナは22年2月の侵攻以来5000人以上の捕虜を帰国させている。