トランプ氏、競争促進に関するバイデン前政権の大統領令を無効化

8月13日、トランプ米大統領は、バイデン前大統領が2021年に出した米国経済の競争促進に関する大統領令を無効化した。米首都ワシントンで撮影(2025年 ロイター/Elizabeth Frantz)
Andrea Shalal
[ワシントン 13日 ロイター] - トランプ米大統領は13日、バイデン前大統領が2021年に出した米国経済の競争促進に関する大統領令を無効化した。ホワイトハウスが明らかにした。
司法省はこれを受け、バイデン前政権の「過度に杓子定規で負担の大きいアプローチ」ではなく、自由市場に焦点を当てた「米国第一の反トラスト」アプローチを追求すると表明した。
また、合併に関するハート・スコット・ロディノ(HSR)法の審査プロセスを合理化し、的を絞った精巧な同意判決をより頻繁に活用するとした。
バイデン氏の大統領令は「産業の過度な集中、市場権力の乱用、独占とモノプソニー(需要独占)の有害な影響と闘うために反トラスト法を執行する」ことを目的とし、労働や医療などの分野に焦点を当てていた。