イラン、核問題巡り条件次第で米と直接協議も=第1副大統領

8月12日、イランのアレフ第1副大統領は、核問題を巡り条件次第で米国と直接協議する可能性に言及した。写真はイランのペゼシュキアン大統領。6月12日、イランのイーラムで撮影。WANA提供(2025年 ロイター)
[ドバイ 12日 ロイター] - イランのアレフ第1副大統領は12日、核問題を巡り条件次第で米国と直接協議する可能性に言及した。国営メディアが伝えた。
ただアレフ氏は、米国が求めるウラン濃縮化の完全放棄は「冗談」だと語り、引き続き問題外との姿勢を示した。
オマーンが仲介し、4月に始まった以前の米国とイランの間接協議で、米国はイランのウラン濃縮化は核兵器開発へつながる道で放棄すべきだと主張していた。この間接協議は、イスラエルと米国によるイラン核施設攻撃後に停止している。
こうした中でアレフ氏は「イランは国益を守るための対等な条件下で交渉する用意がある。イランの姿勢は人々が望む方向と同じで、適切な条件が整うならば、われわれは直接協議さえ辞さない構えだ」と述べた。