英、パレスチナ国家「和平合意の一環」としてのみ承認 仏と一線画す

英国のスターマー首相は25日、パレスチナの国家承認について、交渉による広範な和平合意の一環としてのみ承認するとの考えを示した。ロンドンで4月撮影(2025年 ロイター/James Manning)
[ロンドン 25日 ロイター] - 英国のスターマー首相は25日、パレスチナの国家承認について、交渉による広範な和平合意の一環としてのみ承認するとの考えを示した。
英独仏首脳はこの日、パレスチナ自治区ガザでの停戦実現に向けイスラエルに圧力をかける方法などについて協議。スターマー氏は協議後、戦争終結に向けた「実践的な解決策」に焦点を当てているとし、パレスチナの国家承認は、パレスチナ国家の樹立を前提とする「2国家解決」と、パレスチナ人とイスラエル人の双方に永続的な安全保障をもたらす広範な計画の一部でなければならないとの考えを示した。
フランスのマクロン大統領は24日、9月の国連総会でパレスチナ国家を承認する意向を表明。他国に同調を働きかける方針を示していた。