台湾輸出受注、6月は予想上回る前年比+24.6% 関税が懸念要因

7月22日、 台湾経済部が発表した6月の輸出受注は前年同月比24.6%増の567億7000万ドルとなり、市場予想の22.9%増を上回った。基隆港で4月撮影(2025年 ロイター/Ann Wang)
[台北 22日 ロイター] - 台湾経済部が22日発表した6月の輸出受注は前年同月比24.6%増の567億7000万ドルとなり、市場予想の22.9%増を上回った。
増加は5カ月連続。米国の関税の一時停止期限を控えて受注が増えた。ハイテク製品や人工知能(AI)関連製品の需要が引き続き堅調だった。
経済部は「今後も貿易政策の不確実性や地政学リスクが引き続き世界の貿易を抑制する要因となる」と述べた。
7月の輸出受注については、前年同月比7.9─11.9%の増加を見込んでいる。
通信製品の受注は前年比37.4%増、電子製品は35%増。
中国からの受注は15.4%増。前月は2.4%減だった。
米国からの受注は34.8%増。前月は40.1%増だった。
日本からの受注は38.5%増。欧州からの受注は2.2%増。