米農場の移民労働者、トランプ氏が滞在容認 雇用主が身元保証なら

3日、トランプ米大統領は国内の農場で働く移民労働者について、雇用主である農場が身元を保証すれば、米国に滞在することを認めると述べた。写真はアイオワ州デモインで3日撮影(2025年 ロイター/Nathan Howard)
[デモイン(米アイオワ州) 3日 ロイター] - トランプ米大統領は3日、国内の農場で働く移民労働者について、雇用主である農場が身元を保証すれば、米国に滞在することを認めると述べた。
中西部アイオワ州で有権者に向けて演説した。同州は農業が主要産業。
トランプ氏は、季節的に移民労働者に依存する農家を支援するため、国土安全保障省と協力していると発言。この問題についてはホテル業界とも協力すると述べた。
同氏は移民問題で強硬な政策を推し進め、ノーム国土安全保障長官が不法移民の強制送還を主導している。農家からは、労働力減少で農作物が危険にさらされていると苦情も出ている。
トランプ氏はノーム氏に向けて「農家が何らかの形で(移民労働者の身元)を保証する用意があれば、われわれはそれなら良いと言うしかないだろう」と問いかけ、「農場から労働者を全員奪うようなことはしたくない」と語った。