カナダ、初のLNG輸出貨物を太平洋岸から出荷 アジア向け

カナダ西部ブリティッシュコロンビア州の液化天然ガス(LNG)施設「LNGカナダ」は30日、カナダ初のLNG輸出貨物を太平洋岸からアジアに向けて出荷したと発表した。写真は同州キティマットのLNG施設。昨年11月撮影(2025年 ロイター/Jennifer Gauthier)
Amanda Stephenson
[カルガリー 30日 ロイター] - カナダ西部ブリティッシュコロンビア州の液化天然ガス(LNG)施設「LNGカナダ」は30日、カナダ初のLNG輸出貨物を太平洋岸からアジアに向けて出荷したと発表した。
LNGカナダはカナダ初の大型LNG商業生産施設。また、太平洋岸に直結する北米初の大型LNG施設で、アジア市場への輸送時間が大幅に短縮される。初の生産が行われたことを約1週間前に確認していた。
カナダは米国との貿易摩擦が強まる中、輸出先の多様化を目指しており、LNGカナダのクリス・クーパー最高経営責任者(CEO)は「これはまさに今、カナダが必要としているものだ」と述べた。
LNGカナダは、英エネルギー大手シェル、マレーシア国営ペトロナス、中国石油天然ガス(ペトロチャイナ)、三菱商事、韓国ガス公社の共同事業。建設費は約400億カナダドル(294億米ドル)で、カナダ史上最大の民間投資とされる。
フル稼働時のLNG年間生産能力は年間1400万トンとなる予定。
カナダは世界5位の天然ガス生産国。輸出は世界4位だが、これまでは事実上、全ての天然ガスを米国に輸出していた。LNGカナダは太平洋岸に位置するため、エネルギー需要の高いアジア諸国に、パナマ運河を経由せず直接LNGを輸出できる。
カナダの天然ガス価格は現在、米国の天然ガス価格の指標となるヘンリーハブ先物の半値以下で、価格面でも優位性がある。
ただ、すでにインフラが整備されている米湾岸地域と比べると、ブリティッシュコロンビア州の遠隔地にLNG施設やパイプラインを建設するコストは高く、建設も困難だと、カルガリー大学公共政策大学院のエネルギー・天然資源政策担当ディレクターに就任するRJ・ジョンストン氏は指摘する。
また、データ分析会社インコリスのエグゼクティブアドバイザー、エド・カリオ氏は、カナダのLNG生産について、米国にはない温暖化ガス規制に直面することも、ビジネス上のリスクになると述べた。
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