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「イラン体制転換」が唯一の解決策=元皇太子

2025年06月24日(火)02時18分

米国に亡命中のイランのレザ・パーレビ元皇太子は23日、中東地域の永続的な平和と安定実現に向け、現イラン政権の崩壊が必要と認めるよう、西側諸国に訴えた。同日撮影(2025年 ロイター/Abdul Saboor)

[パリ 23日 ロイター] - 米国に亡命中のイランのレザ・パーレビ元皇太子は23日、中東地域の永続的な平和と安定実現に向け、現イラン政権の崩壊が必要と認めるよう、西側諸国に訴えた。

パーレビ氏はフランス・パリで記者会見し、「今こそイラン国民とともに立ち上がるべき時だ。過去の過ちを繰り返してはならない。この政権に救いの手を差し伸べてはならない。核施設を破壊するだけでは平和は実現しない」と語った。

さらに「核兵器の停止と地域の安定確保について懸念するのは当然だが、これらの目標が達成され、持続することを保証できるのはイランにおける民主的な政権移行だけだ」という認識を示した。

また、証拠は示さなかったものの、イランの統治体制は崩壊しつつあり、最高指導者ハメネイ氏とその家族、その他の高官らが国外逃亡の準備を進めていると指摘。「これはわれわれにとっての『ベルリンの壁崩壊』の瞬間だ。しかし、全ての大きな変化の瞬間と同様、危険をはらんでいる」と述べた。

ロイター
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