米・英大使館、カタール滞在の市民に避難場所にとどまるよう勧告

在カタール米大使館は23日、カタールに居住・滞在する米国市民に対し、追って通知があるまで避難場所にとどまるよう勧告した。写真は同大使館前で2012年9月撮影(2025年 ロイター/Fadi Al-Assaad)
[ドーハ 23日 ロイター] - 在カタール米大使館は23日、カタールに居住・滞在する米国市民に対し、追って通知があるまで避難場所にとどまるよう勧告した。英政府もその後、英国市民に対し同様の勧告を発出した。
両国ともに、勧告は「慎重を期した」措置とし、それ以上の情報は提供していない。
米当局者によると、イランが近く、中東地域の米軍基地に報復攻撃を行う可能性があり、今後1─2日以内に起こる可能性もあるという。
カタール外務省報道官は、国内の治安状況は引き続き安定しており、米・英大使館の勧告は具体的な脅威を示唆するものではないという認識を示した。
カタール外務省はまた、地域の情勢の変化に対する措置の一環として、領空を一時的に閉鎖したと発表。住民らの安全確保が目的と説明した。