再送-米ロ首脳、イスラエル・イラン情勢で電話会談 対立激化に懸念

トランプ米大統領とロシアのプーチン大統領が14日に電話会談し、イスラエルとイランの対立激化について協議し、攻撃停止に向けた取り組みを呼びかけた。大阪で2019年6月撮影(2025年 ロイター/Kevin Lamarque)
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[モスクワ 14日 ロイター] - トランプ米大統領とロシアのプーチン大統領が14日に電話会談し、イスラエルとイランの対立激化について協議し、攻撃停止に向けた取り組みを呼びかけた。
ロシア大統領府(クレムリン)のウシャコフ大統領補佐官(外交政策担当)によると、プーチン氏はイスラエルの対イラン作戦を非難し、エスカレートの危険性について懸念を表明した。
トランプ氏は交流サイト「トゥルース・ソーシャル」で、議論の大半は中東が中心だったとし、「電話会談は約1時間続いた。彼(プーチン氏)は私と同様に、イスラエルとイランの戦争は終結すべきだと考えている。そして私は、彼の(ウクライナ)戦争も終結すべきだと説明した」と述べた。
ウシャコフ氏によると、プーチン氏はイランの核開発問題を解決する提案を引き続き支持する考えを示したという。15日にオマーンで予定されていた米国とイランの核協議は、イスラエルのイラン攻撃をきっかけとする緊張激化を受けて中止された。
また、ロシア国営通信RIAによると、プーチン氏がウクライナ側と交渉を続ける用意があるとトランプ氏に語ったという。