ロシア・ウクライナ直接協議、1時間足らずで終了 捕虜交換など協議

ウクライナのゼレンスキー大統領は2日、ウクライナとロシアが実施した2回目の直接和平協議終了後、両国は新たな捕虜交換について協議していると明らかにした。2024年12月撮影(2025年 ロイター/Johanna Geron)
[イスタンブール/キーウ 2日 ロイター] - ロシアとウクライナは2日、トルコのイスタンブールで2回目の和平に向けた直接協議を実施した。前日に両国は互いに大規模なドローン(無人機)攻撃を行っており、トルコ当局によると、協議は開始から1時間足らずで終了した。
今回の協議は約2時間遅れて開始されたが、遅延の理由については説明がなかった。
協議終了後、ウクライナのゼレンスキー大統領は、両国が新たな捕虜交換について協議していると明らかにした。また、ウクライナのイェルマーク大統領府長官によると、ウクライナ代表団は同協議でロシアに対し、ロシアに連れ去られたウクライナの子どものリストを手渡した。
ウクライナ当局者によると、ロシア軍によってウクライナ領土から強制的に連れ去られた数百人の子どもたちの帰還をウクライナは和平合意の一環として求めている。
協議の内容について、現時点ではこれ以外の情報は伝わっていない。
ロシアとウクライナは5月16日にイスタンブールで1回目の直接協議を実施。大規模な捕虜交換で合意したものの、ウクライナが要求する停戦で合意できず、両国間の隔たりを縮めることはできなかった。