ニュース速報
ワールド

中国製EV、関税に代わる最低価格保証にも強制力必要=EU高官

2024年11月05日(火)07時59分

11月4日、 欧州連合(EU)の通商政策・経済安全保障担当欧州委員候補に指名されているシェフチョビッチ副委員長は、中国製電気自動車(EV)についてメーカー側が最低価格を保証することで合意に達した場合、強制力を持たせる必要があると指摘した。写真は中国製EV。ベルギー・ゼーブルージュ港で10月撮影(2024年 ロイター/Yves Herman)

[ブリュッセル 4日 ロイター] - 欧州連合(EU)の通商政策・経済安全保障担当欧州委員候補に指名されているシェフチョビッチ副委員長は4日、中国製電気自動車(EV)についてメーカー側が最低価格を保証することで合意に達した場合、強制力を持たせる必要があると指摘した。

「EUが発動した関税と同様の効果と強制力をもたせることがEUにとって絶対的に重要」と強調した。欧州議会の委員会で語った。

EUは10月30日から中国製EVに対する輸入関税率を最大45.3%に引き上げた。ただ、双方は、関税を課す代わりに輸入車に最低価格を設ける案について交渉を続けている。

シェフチョビッチ氏は、EUの高官らが現在、中国で交渉に当たっていると明らかにした。

同氏はフォンデアライエン欧州委員長が指名した次期欧州委員候補26人のうちの一人。欧州議会では今週と来週、候補の公聴会が開かれている。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

EU、TikTokにルーマニア選挙データ保存命令 

ワールド

再送-イスラエルのガザ攻撃は「ジェノサイド」、アム

ワールド

トルコ大統領、国連総長と電話会談 「シリア紛争は新

ビジネス

米新規失業保険申請は9000件増の22.4万件、緩
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:サステナブルな未来へ 11の地域の挑戦
特集:サステナブルな未来へ 11の地域の挑戦
2024年12月10日号(12/ 3発売)

地域から地球を救う11のチャレンジと、JO1のメンバーが語る「環境のためできること」

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    国防に尽くした先に...「54歳で定年、退職後も正規社員にはなりにくい」中年自衛官に待ち受ける厳しい現実
  • 2
    100年で1.8mの表土が消失...フロリダの大地を救うのは「米作り」? 鳥たちも集まって一石三鳥
  • 3
    ついに刑事告発された、斎藤知事のPR会社は「クロ」なのか?
  • 4
    肌を若く保つコツはありますか?...和田秀樹医師に聞…
  • 5
    「冗談かと思った」...人気ビーチで目撃されたのは「…
  • 6
    放射能汚染がウクライナ戦争を終わらせる──プーチン…
  • 7
    BMI改善も可能? リンゴ酢の潜在力を示す研究結果
  • 8
    「クマvsワニ」を川で激撮...衝撃の対決シーンも一瞬…
  • 9
    2年半の捕虜生活を終えたウクライナ兵を待っていた、…
  • 10
    電車の遅延が減る? AIカメラで豪雨対策...JR武蔵野…
  • 1
    BMI改善も可能? リンゴ酢の潜在力を示す研究結果
  • 2
    エリザベス女王はメーガン妃を本当はどう思っていたのか?
  • 3
    健康体の40代男性が突然「心筋梗塞」に...マラソンや筋トレなどハードトレーニングをする人が「陥るワナ」とは
  • 4
    ウクライナ前線での試験運用にも成功、戦争を変える…
  • 5
    メーガン妃の支持率がさらに低下...「イギリス王室で…
  • 6
    NewJeansの契約解除はミン・ヒジンの指示? 投資説な…
  • 7
    バルト海の海底ケーブルは海底に下ろした錨を引きず…
  • 8
    国防に尽くした先に...「54歳で定年、退職後も正規社…
  • 9
    「すぐ消える」という説明を信じて女性が入れた「最…
  • 10
    白昼のビーチに「クラスター子弾の雨」が降る瞬間...…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 3
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 4
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋…
  • 5
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 6
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査…
  • 7
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 8
    ロシア陣地で大胆攻撃、集中砲火にも屈せず...M2ブラ…
  • 9
    日本人はホームレスをどう見ているのか? ルポに対す…
  • 10
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウク…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中