米候補者討論会でマイク消音活用、主催CNNが方針 妨害対策
米CNNは15日、南部ジョージア州アトランタで27日に主催する大統領選候補者のテレビ討論会で、マイクの消音機能を活用する方針を示した。写真は左がトランプ前大統領。ニューヨークで昨年11月撮影。右がバイデン大統領。ワシントンで今年3月撮影(2024年 ロイター/Brendan McDermid and Elizabeth Frantz)
David Shepardson Andrea Shalal
[ワシントン 15日 ロイター] - 米CNNは15日、南部ジョージア州アトランタで27日に主催する大統領選候補者のテレビ討論会で、マイクの消音機能を活用する方針を示した。候補者同士の発言妨害を防ぐ。
11月の大統領選に向け、民主党のバイデン大統領と共和党のトランプ前大統領は5月、初回のテレビ討論会を6月27日に、2回目を9月10日に開催することで合意した。2回目はABCが主催する。
CNNによると、候補者が順番に従い発言している間、相手のマイクを消音する。司会者が「理性的で品位のある討論にするため、タイミングを管理してあらゆる手段を活用する」という。
討論会は1時間半で、CMを2回挟む。CM放送中に陣営関係者と接触することはできない。また、スタジオに観客は入れない。
数千万人規模の視聴者を集める討論会は、接戦が見込まれる両候補にとってリスクを伴う。