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サウジ中銀総裁、マイナス成長の国内経済を楽観視

10月5日、サウジアラビア通貨庁(中央銀行)の当局者が、経済成長は今後加速する見込みで、デフレについても懸念はないと述べ、経済見通しについて楽観的な見解を示した。写真は首都リヤドの街並み。3月撮影(2017年 ロイター/Faisal Al Nasser)
[リヤド 5日 ロイター] - サウジアラビア通貨庁(中央銀行)の当局者が4日、経済成長は今後加速する見込みで、デフレについても懸念はないと述べ、経済見通しについて楽観的な見解を示した。
最新の公式データによると、同国の実質GDP(国内総生産)は2期連続のマイナス成長となり、非石油セクターの成長も前年比0.6%の低い伸びにとどまった。
また、8月の消費者物価も8カ月連続で前年比マイナス。第2・四半期の失業率は12.8%と前期から0.1ポイント悪化した。
ホリフィ総裁は会見で、「上期の指標を見ると、非石油セクターの成長はなおプラスだ。特に生産もまだプラスにあり、それが非石油セクターに反映することを期待する」と話した。
また別の当局者は、生産が拡大していることを理由にデフレは心配していないと発言。通貨リヤルが下落する理由はないとしたほか、銀行の不良債権についても懸念していないとの考えを示した。