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ブラジル大統領弾劾、上院が最終審理開始へ
2016年08月25日(木)14時03分
8月25日、ブラジル上院は25日、停職中のルセフ大統領の弾劾をめぐる最終審理を開始し、証人喚問などを実施する。写真はブラジル・ブラジリアで撮影(2016年 ロイター/Ueslei Marcelino)
[ブラジリア 25日 ロイター] - ブラジル上院は25日、停職中のルセフ大統領の弾劾をめぐる最終審理を開始し、証人喚問などを実施する。
ルセフ氏は29日に上院で自身の主張を述べる予定だが、反ルセフ派は弾劾に必要な54票以上の賛成票獲得に自信を示している。
最終採決は30日夜か31日未明になる見通し。ルセフ氏の弾劾が決まれば、テメル大統領代行が正式に大統領に就任し、2018年までのルセフ氏の残りの任期を務めることになる。
25日付の現地紙オグロボが公表した調査によると、ルセフ氏の弾劾を支持する上院議員は51人で、弾劾に反対する議員はわずか19人、態度未定は11人となっている。
テメル氏の側近は少なくとも60人の議員が弾劾を支持する見込みとしている。
金融市場は、弾劾が決まれば、市場を支援する政策が取られるとの期待から上昇しており、ブラジルレアルは対ドルで今年約30%値上がりしている。
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