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ロシア原油輸出、今年は増加の見通し=エネルギー相

2015年03月11日(水)19時03分

[モスクワ 11日 ロイター] - ロシアのノバク・エネルギー相はロイターとのインタビューで、国内の製油所が設備の近代化に伴い精製能力を削減していることから、原油輸出が今年、増加する見通しだと述べた。

同相はまた、ロシアは原油生産量を日量1000万バレル超に維持すると表明。一部では、価格の下落を受けて生産が減少するとの見方が出ていた。

石油輸出機構(OPEC)との協議を継続する方針も示した。ロシアは6月に、シェールオイル生産の世界石油市場への影響を協議するため、OPECの当局者らとウィーンで会談する。

これまでロシアは原油輸出を減らし、その分を国内の製油所に回してきた。その方が、現在の安値で輸出するよりも高い収益率が確保できるためだ。

ただ同相は、2015年の原油輸出は最大300万トン増えるとの見通しを示した。

また、近代化策として、今後燃料油など質の低い石油製品の生産を減らし、ディーゼル油やガソリンなどの高品質製品を一定規模生産する方針も示した。

同相は新たな製油所は必要ないとした上で、老朽化した設備は閉鎖すると述べた。

*内容を追加します。

ロイター
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