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中国がNZの粉ミルク検査強化、乳業大手への脅迫で

2015年03月11日(水)14時24分

 3月11日、中国政府は10日遅く、ニュージーランド製の粉ミルクについて、輸入検査を強化する方針を示した。写真は、ニュージーランドの乳製品大手フォンテラのロゴ、2013年撮影(2015年 ロイター/Nigel Marple)

[上海 11日 ロイター] - 中国政府は10日遅く、ニュージーランド製の粉ミルクについて、輸入検査を強化する方針を示した。ニュージーランドの乳製品大手フォンテラが、粉ミルクに毒物を混入させるとの脅迫を受けたことが理由。

同国の警察当局によると、脅迫状は昨年11月、農業団体やフォンテラに届いた。害虫駆除に用いられる「1080」と呼ばれる毒物を混入した粉ミルクの包みも届いたという。

中国国家品質監督検査検疫総局は「中国はすでに対策を講じており、ニュージーランドから輸入する粉ミルクについては、1080が混入していないことを示すニュージーランド政府の証明書を求める」と表明。輸入業者に対しても検査報告書の提出を求める方針を示した。

ニュージーランドの警察によると、これまでのところ製品に毒物が混入された形跡はなく、第1次産業省も、混入の可能性はきわめて低いと消費者に呼びかけている。

ロイター
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