英、11月発表の予算案で大幅増税に踏み切るべき=シンクタンク

英シンクタンクの財政研究所(IFS)は16日、リーブス財務相は来月発表する予算案で大幅な増税を行うべきであり、財政弥縫策を探し続けるという「グラウンドホッグデー(同じことを繰り返すという意味)」の状況から抜け出すべきだとの考えを示した。写真は7月15日、ロンドンで撮影(2025年 ロイター/Isabel Infantes)
[ロンドン 16日 ロイター] - 英シンクタンクの財政研究所(IFS)は16日、リーブス財務相は来月発表する予算案で大幅な増税を行うべきであり、財政弥縫策を探し続けるという「グラウンドホッグデー(同じことを繰り返すという意味)」の状況から抜け出すべきだとの考えを示した。
ヘレン・ミラー所長は「財政のグラウンドホッグデーに逆戻りしないよう、十分に大きなことをやるべきだ」と述べた。
リーブス氏は昨年の自身初となる予算で約400億ポンド(534億5000万ドル)の増税を行ったものの、IFSによると、2020年代末までに日々の支出と税収を均衡させるという同氏のルールを達成するにはおそらく220億ポンドのずれがあると推計されている。
IFSは今週、税制を改革し、例えば財産に関連した税をより効果的なものにすることでより多くの歳入を得られるようにすべきとの考えも示している。