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米ウェルズ・ファーゴ、中期目標引き上げ 7─9月期は予想上回る増益

2025年10月15日(水)00時34分

米銀行大手ウェルズ・ファーゴが14日発表した2025年第3・四半期(25年7─9月期)決算は、純利益が55億9000万ドル(1株当たり1.66ドル)と、前年同期の51億1000万ドル(同1.42ドル)を上回った。LSEGがまとめたアナリスト予想では、1株当たり利益は1.55ドルだった。(2025年 ロイター/Mike Blake)

Arasu Kannagi Basil

[14日 ロイター] - 米銀行大手ウェルズ・ファーゴが14日発表した2025年第3・四半期(25年7─9月期)決算は、純利益が55億9000万ドル(1株当たり1.66ドル)と、前年同期の51億1000万ドル(同1.42ドル)を上回った。LSEGがまとめたアナリスト予想では、1株当たり利益は1.55ドルだった。

有形普通株主資本利益率(ROTCE)の中期目標を17─18%とし、これまでの約15%から引き上げた。25年7─9月期のROTCEは15.2%だった。

米連邦準備理事会(FRB)が今年6月、ウェルズ・ファーゴによる不祥事を受けて約7年間課していた1兆9500億ドルの資本上限規制を解除したことから、市場では目標の引き上げを見込んでいた。チャーリー・シャーフ最高経営責任者(CEO)は「経済の不確実性は依然として残っているものの、米経済は底堅い」との見方を示した。

貸倒引当金は6億8100万ドルと、前年同期の10億7000万ドルから減少した。

投資銀行業務手数料は、前年同期から25%増え、8億4000万ドルだった。

ロイター
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