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米当局、テスラ車288万台を予備調査 自動運転支援で衝突など報告

2025年10月10日(金)08時58分

 10月9日、米運輸省道路交通安全局(NHTSA)は電気自動車大手テスラの先進運転支援システム「フルセルフドライビング(FSD)」を搭載した約288万台について予備調査を開始した。写真はFSDを使用しているテスラ車両。2023年10月、カリフォルニア州エンシニータスで撮影(2025年 ロイター/Mike Blake)

[ワシントン 9日 ロイター] - 米運輸省道路交通安全局(NHTSA)は9日、電気自動車大手テスラの先進運転支援システム「フルセルフドライビング(FSD)」を搭載した約288万台について予備調査を開始した。

FSD作動中のテスラ車が赤信号を無視して交差点に進入したり、車線変更時に逆走するなどの報告があるという。安全上のリスクが見つかった場合、リコールが実施される可能性がある。

同局はFSD使用時の交通違反に関する58件の報告を調査中で、このうち14件が衝突事故、23件では負傷者が確認された。

テスラの運転支援システムに対する議会の監視が強まる中、新たなNHTSA長官がこのほど就任して以降、初めての大規模調査となる。

テスラはコメント要請に応じていない。同社は今週、FSDに関するソフトウエア更新を実施した。

ロイター
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