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アサヒGHD、洋酒の価格改定を延期 サイバー攻撃が影響

2025年10月09日(木)15時48分

 10月9日、サイバー攻撃によるシステム障害が続いているアサヒグループホールディングスは、11月1日出荷分から予定していた国産と輸入洋酒の一部商品の価格改定を延期すると発表した。写真は2016年撮影(2025年 ロイター/Toru Hanai)

Kentaro Okasaka

[東京 9日 ロイター] - サイバー攻撃によるシステム障害が続いているアサヒグループホールディングスは9日、11月1日出荷分から予定していた国産と輸入洋酒の一部商品の価格改定を延期すると発表した。

6月に価格改定の予定を発表していたが、対象商品のうち現状で出荷できる商品が一部に限られるため、延期を決めた。価格改定日は現時点で未定。

延期対象商品は国産ウイスキーの「ブラックニッカクリア」やテキーラなど5ブランド26品目。

アサヒは、9月29日朝にサイバー攻撃によるシステム障害が発生。世界各国の主要企業などに侵入してきたランサムウエア(身代金要求型ウイルス)グループ「Qilin」が今月7日に犯行声明を出した。

アサヒは攻撃後、受注や出荷業務を停止。その後、手作業で受注を始めたが、受注量は通常時と比較すると大幅に少なく、システム復旧のめどは立っていない。

ロイター
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