世界の外為取引、4月に1日平均9.6兆ドルと過去最大=BIS調査

世界の外国為替市場の1日当たり平均取引額が今年4月時点で9兆6000億ドルと過去最大規模に達したことが、国際決済銀行(BIS)による最新調査で明らかになった。写真は2016年11月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration)
Alun John Marc Jones
[ロンドン 30日 ロイター] - 世界の外国為替市場の1日当たり平均取引額が今年4月時点で9兆6000億ドルと過去最大規模に達したことが、国際決済銀行(BIS)による最新調査で明らかになった。
調査は3年ごとに行われ、52カ国の1100を超える銀行やディーラーからデータを収集。前回調査の2022年4月に比べて、1日当たり平均取引額は28%増加した。
BISの分析では、今年4月はトランプ米大統領が「相互関税」を発表し、市場のボラティリティーが増大して高水準の売買が続いたことが反映されているという。
米国の政策を巡る不透明感を背景にドルの基軸通貨としての立場に疑念が生じたものの、今回調査でドルの取引意欲の低下は確認されていない。
ただこれは、ドルの下落に対して投資家が反応した面もあるとみられている。
BISは、ドル安によってドル建て資産を保有する投資家が損失を限定するため、フォワード取引でドルを売却し、取引額が押し上げられたと述べた。
調査で示された通貨の取引比率を見ると、人民元は22年の7%から8.5%に上昇。ユーロは約2ポイント下がって29%弱、ポンドは13%から10.2%に落ち込んだ。
ポンドについては、英国が抱える高水準の債務への懸念から、準備通貨としての不安が再燃している。
こうしたポンドの取引比率低下にもかかわらず、国・地域別の市場規模ではロンドンが世界最大の座を確保した。
金利デリバティブ店頭取引額は22年比で59%増の7兆9000億ドルに上った。
取引全体の38%と最大比率だったのはユーロ建てで、22年からほぼ倍増の3兆ドル。日銀が昨年利上げを開始したこともあり、円建ても684%の急増で取引比率が5.2%になった。
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