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米国株式市場=3指数が続伸、月間・四半期でも上昇 政府閉鎖警戒も

2025年10月01日(水)06時16分

米国株式市場は不安定な値動きとなる中、主要3指数が続伸し、月間と四半期でも上昇した。写真は2020年8月、ニューヨーク証券取引所(NYSE)で撮影(2025年 ロイター/Mike Segar)

[ニューヨーク 30日 ロイター] - 米国株式市場は不安定な値動きとなる中、主要3指数が続伸し、月間と四半期でも上昇した。ただ、投資家は政府機関の一部閉鎖によって主要経済指標の発表が遅れ、米連邦準備理事会(FRB)の政策見通しが不透明になる可能性を警戒している。

主要3指数はFRBの追加利下げに対する期待を背景に、いずれも2四半期連続で上昇。また、S&P総合500種とダウ工業株30種は5カ月連続、ナスダック総合は6カ月連続のプラスとなった。

トランプ大統領は30日、連邦政府機関の閉鎖期間中にも、政権が民主党にとって重要なプログラムの停止など「取り返しのつかない」変更を行うことが可能だと警告した。

過去の政府閉鎖による市場への影響は限定的だったが、一部アナリストは足元の不安定な経済情勢を踏まえると、今回はより大きな混乱が生じる可能性があると警戒している。

ジャニー・モンゴメリー・スコットのチーフ投資ストラテジスト、マーク・ルシーニ氏は「政府閉鎖の可能性に備えてポジション調整が行われた可能性がある」と指摘。「仮に閉鎖が起こり、10月3日以降も続いた場合、雇用統計など発表されない重要な経済指標が積み上がり始め、そうなれば投資家は現場で何が起きているか理解するのがやや難しくなる」と述べた。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 46397.89 +81.82 +0.18 46282.63 46425.30 46103.39

前営業日終値 46316.07

ナスダック総合 22660.01 +68.86 +0.31 22580.36 22671.39 22493.96

前営業日終値 22591.15

S&P総合500種 6688.46 +27.25 +0.41 6656.19 6691.25 6641.00

前営業日終値 6661.21

ダウ輸送株20種 15715.54 -54.86 -0.35

ダウ公共株15種 1118.18 +6.71 +0.60

フィラデルフィア半導体 6369.82 +54.71 +0.87

VIX指数 16.28 +0.16 +0.99

S&P一般消費財 1917.97 -10.70 -0.55

S&P素材 570.71 +3.11 +0.55

S&P工業 1306.11 +10.33 +0.80

S&P主要消費財 871.10 +2.34 +0.27

S&P金融 896.86 -4.05 -0.45

S&P不動産 264.79 +0.76 +0.29

S&Pエネルギー 682.82 -7.41 -1.07

S&Pヘルスケア 1623.95 +38.85 +2.45

S&P通信サービス 422.60 -1.99 -0.47

S&P情報技術 5612.00 +47.66 +0.86

S&P公益事業 443.18 +0.94 +0.21

NYSE出来高 15.47億株

シカゴ日経先物12月限 ドル建て 44940 + 10 大阪比

シカゴ日経先物12月限 円建て 44855 - 75 大阪比

ロイター
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