レゾナック、日本とタイの自動車成型部材事業を森六に売却へ 172億円

　９月２４日、レゾナック・ホールディングスは、連結子会社レゾナックが日本とタイの自動車成型部材事業を、自動車内外装部品メーカーの森六に売却すると発表した。写真はロゴ、都内で２月撮影（２０２５年　ロイター/Ritsuko Shimizu）

Ritsuko Shimizu

［東京　２４日　ロイター］ - レゾナック・ホールディングスは２４日、連結子会社レゾナックが日本とタイの自動車成型部材事業を、自動車内外装部品メーカーの森六に売却すると発表した。売却価格は１７２億円で、２０２６年４月１日に実施される予定。

レゾナックによると、グローバルな生産体制不足が新規事業を拡大する上でボトルネックになる場面があったという。森六の持つ加飾・電装・軽量化技術等とのシナジーにより、高い付加価値の創出が期待できると判断した。

レゾナックＨＤは、２５年１２月期通期業績見通しに一定金額を織り込んでおり、現時点で業績予想の変更はないとしている。森六は、２６年３月期業績見通しは精査中で、確定次第、改めて公表するとしている。