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米フェデックス、6─8月期利益が予想上回る コスト削減などで

2025年09月19日(金)10時34分

米物流大手フェデックスが発表した第1・四半期(6─8月期)決算は、利益と売上高が市場予想を上回った。写真は2019年7月、カリフォルニア州ロサンゼルスで撮影(2025年 ロイター/Mike Blake)

Abhinav Parmar Lisa Baertlein

[18日 ロイター] - 米物流大手フェデックスが発表した第1・四半期(6─8月期)決算は、利益と売上高が市場予想を上回った。コスト削減と好調な国内配送が国際配送量の減少を相殺した。

同社の株価は18日引け後の時間外取引で5.5%上昇した。アナリストらは、小口輸入品に関税を免除する措置「デミニミス」ルールの廃止により、1株当たり利益が減少すると予想していた。

1日平均国際輸出量は3%減少したものの、国内小包を含む全体では4%増加し、荷物1個当たりの売上高は2%増加した。

営業利益率は5.2%から6%に上昇。米国の底堅い個人消費に後押しされ、国内の1日平均配送量は5%増えた。

第1・四半期の調整後利益は、前年同期の8億9200万ドル(1株当たり3.60ドル)から9億1200万ドル(同3.83ドル)に増加。アナリスト予想は1株当たり3.59ドルだった。

売上高は222億4000万ドル。アナリスト予想は216億6000万ドルだった。

世界的な関税、特に中国と香港に対するデミニミス廃止に関連して、第1・四半期の売上は1億5000万ドル減少。毎四半期影響が出る見込みだ。他の圧迫要因や費用と合わせると、通商政策は年間10億ドルの「逆風」になるという。

ロイター
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