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中国、EU産豚肉に反ダンピング関税を暫定発動へ 最高62.4%
2025年09月05日(金)19時01分

5日、中国政府は、欧州連合(EU)から輸入される豚肉の一部に最高62.4%の反ダンピング(不当廉売)関税を暫定的に課すと発表した。3月20日撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)
[北京 5日 ロイター] - 中国政府は5日、欧州連合(EU)から輸入される豚肉の一部に最高62.4%の反ダンピング(不当廉売)関税を暫定的に課すと発表した。中国製電気自動車(EV)への関税に起因するEUとの貿易摩擦が激化する。
商務省の予備調査で国内産業に損害を与えるダンピングの証拠を発見したとして、10日から15.6─62.4%の関税を課す。
昨年6月に開始されたこの調査はEUの関税に対する報復と見られており、スペイン、オランダ、デンマークなどの主要生産国に集中する20億ドル以上の豚肉輸出に打撃を与えている。
中国へのEU産豚肉輸出の大部分は耳、鼻、足などで、中国の料理では高く評価されているが、代替の輸出先がほとんどない。