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中国料理宅配の美団、第2四半期は89%最終減益 競争激化で

2025年08月28日(木)13時38分

 8月27日、中国料理宅配大手の美団が発表した第2・四半期の調整後純利益は前年同期比89%減少した。写真は北京で開催された世界ロボット会議での同社のブース。2022年8月、北京市内で撮影(2025年 ロイター/Tingshu Wang)

Casey Hall

[上海 27日 ロイター] - 中国料理宅配大手の美団が27日に発表した第2・四半期の調整後純利益は前年同期比89%減少した。1時間以内に商品を届ける「インスタントリテール」事業での競争激化が響いた。

モーニングスターのアナリストによる推計では、美団は宅配市場の70%近くを占める。だが美団は、競争が激化する中で顧客基盤を維持するには多額の費用がかかり、短期的に利益率が圧迫されるとの見通しを示した。

美団の王興・最高経営責任者(CEO)はアナリストらに対し「第2・四半期に業界は新たな激戦期に突入した。市場で何が起ころうとも、当社は正しいことに集中して、品揃え、価格、サービス、配送といった基本に立ち返る」と述べた。

美団がシェアサイクルやチケット予約などの分野にも進出しているのに対抗し、ネット通販大手の京東集団(JDドット・コム)  は今年、美団の中核である料理宅配事業に積極進出。料理宅配で第2位のアリババもインスタントリテールの取り組みを強化している。

ロイター
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