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低水準の中立金利、データが継続示唆=NY連銀総裁

2025年08月26日(火)08時50分

 8月25日、米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁(写真)は、データに基づくと、基調的な低金利環境はまだ終わっていないようだという認識を示した。ニューヨークで2024年5月撮影(2025年 ロイター/Andrew Kelly)

Michael S. Derby

[25日 ロイター] - 米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は25日、データに基づくと、基調的な低金利環境はまだ終わっていないようだという認識を示した。

メキシコ市での会議の準備原稿で、経済に中立的な影響を与える金利の推定値である自然利子率(Rスター)について言及した。

金融政策の見通しについてはコメントしなかった。

総裁は実質金利に長期的な影響を与えている要因に言及し、「Rスターを押し下げた世界的な人口動態と生産性向上のトレンドは反転していない」と指摘。 米国、ユーロ圏、英国、カナダの成長調整後のRスターは0.5%前後で、これはパンデミック前と同水準だとした。

「Rスターが低い時代はまだ終わっていないようだ」と述べた。

その上で、Rスターの推定値を予測するために使用される一部の経済的要因に関する不確実性を踏まえ、同推定値に過度の信頼を置かないことが賢明だと指摘した。

ロイター
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