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トランプ米政権、前政権の風力発電事業承認を取り消しへ

2025年08月26日(火)11時31分

 トランプ米政権は、メリーランド州沖でUS・ウィンドが計画する風力発電所プロジェクトについて、バイデン前政権の承認を取り消す意向だ。写真はホワイトハウス。7月ワシントンで撮影(2025年 ロイター/Al Drago)

[25日 ロイター] - トランプ米政権は、メリーランド州沖でUS・ウィンドが計画する風力発電所プロジェクトについて、バイデン前政権の承認を取り消す意向だ。22日にデラウェア州連邦地区裁判所に提出された文書で明らかになった。

この風力発電所プロジェクトは、将来71万8000世帯分の電力を生産する計画で昨年9月に内務省が承認したが、デラウェア州の住宅所有者が異議を申し立てる訴訟を同州連邦地裁に起こしていた。

司法省の弁護団はこのほど、裁判所に訴訟手続きの一時停止を求めた。政権はメリーランド州オーシャンシティの当局者らが起こした承認無効化を求める別の訴訟についても9月12日までに対応する予定。承認取り消しが認められれば、訴訟自体が意味を持たなくなると裁判所への提出文書で説明した。

トランプ氏は風力発電に批判的で、風力発電その他のクリーンエネルギー施設開発を阻止する動きを繰り返している。

内務省の報道官は、裁判所の提出書類についてコメントしなかった。

US・ウィンドの渉外担当バイスプレジデント、ナンシー・ソプコ氏は、同社のプロジェクトは法的根拠が堅固だと述べた。

ロイター
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