米関税収入、大幅増の予想 財政赤字縮小に貢献=財務長官

ベセント米財務長官は19日、米国の関税収入は今年初め時点の予想の3000億ドルから大幅に増加するとし、関税収入を連邦債務の返済に充てることで財政赤字の対国内総生(GDP)比率の引き下げにつながるとの考えを示した。ワシントンの連邦議会議事堂で6月撮影(2025年 ロイター/Elizabeth Frantz)
[ワシントン 19日 ロイター] - ベセント米財務長官は19日、米国の関税収入は今年初め時点の予想の3000億ドルから大幅に増加するとし、関税収入を連邦債務の返済に充てることで財政赤字の対国内総生(GDP)比率の引き下げにつながるとの考えを示した。
ベセント氏はCNBCのインタビューで、「今年の関税収入は3000億ドルになると予想してきたが、大幅に上方修正する必要がある」とし、自身とトランプ大統領は債務削減に注力していると語った。ただ、具体的な新たな関税収益の見通しは明らかにしなかった。
また、米連邦準備理事会(FRB)による利下げで住宅建設の回復が促進される可能性があるとし、これにより向こう1─2年の住宅価格の抑制が期待されるとの見方を示した。