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豪8月消費者信頼感が大幅上昇、利下げで家計・経済見通し上向く

2025年08月19日(火)12時34分

 8月19日、オーストラリアのウエストパック銀行とメルボルン研究所が発表した8月の消費信頼感指数は98.5と、前月比5.7%の大幅上昇で2022年初め以来の高水準になった。写真はオーストラリアのシドニーで2020年12月撮影(2025年 ロイター/Loren Elliott)

[シドニー 19日 ロイター] - オーストラリアのウエストパック銀行とメルボルン研究所が19日発表した8月の消費信頼感指数は98.5と、前月比5.7%の大幅上昇で2022年初め以来の高水準になった。100未満の指数は悲観論が楽観論を上回っていることを意味するが、その差がほとんどなくなった形だ。

オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)が12日に政策金利の25ベーシスポイント(bp)引き下げを決定し、追加利下げに含みを持たせたことで、家計とマクロ経済の見通しが上向いた。利下げは今年3回目。

ウエストパックのオーストラリア・マクロ予測責任者を務めるマシュー・ハッサン氏は「これで住宅ローン金利の低下期待が強まり、消費者心理を幅広く押し上げる力になった」と説明した。

マクロ経済見通しを示す指数は向こう1年と向こう5年がそれぞれ7.6%と5.4%上昇。家計の現状指数は6.2%、向こう1年の見通し指数は5.4%上がった。

高額な家庭用品購入に適した時期かどうかを示す指数は4.2%上昇。住宅購入の好機かどうかを示す指数は10.5%上がって97.8と4年ぶりの高水準を記録した。

ロイター
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