MIAX親会社がNY上場、初値は公開価格を38%上回る

8月14日、米取引所運営MIAXの親会社マイアミ・インターナショナル・ホールディングスがニューヨーク(NY)上場を果たし、初値は31.65ドルと公開価格(23ドル)を38%上回った。写真はニューヨーク証券取引所。8月4日、ニューヨークで撮影(2025年 ロイター/Adam Gray)
Arasu Kannagi Basil Anirban Sen Rishab Shaju
[ニューヨーク 14日 ロイター] - 米取引所運営MIAXの親会社マイアミ・インターナショナル・ホールディングスが14日にニューヨーク(NY)上場を果たし、初値は31.65ドルと公開価格(23ドル)を38%上回った。時価総額は約25億ドルに達した。
ニュージャージー州プリンストンを拠点とする同社は13日、1株当たり仮条件レンジ19─21ドルを上回る価格で1500万株を売り出し、3億4500万ドルを調達した。
MIAXのトーマス・ギャラガー会長兼最高経営責任者(CEO)
はロイターとのインタビューで「マクロ経済情勢から(株式公開には)今がチャンスだと考えた。また、8月中旬であれば新規株式公開(IPO)に関して資本市場でそれほど大きな動きがないとみて、注目を集めることができるとも考えた」と述べた。
IPOに特化したリサーチと上場投資信託(ETF)を提供するルネッサンス・キャピタルのシニアストラテジスト、マット・ケネディ氏は「MIAXはオプション分野で追い風を受けている」と語った。
MIAXは9つの取引所を運営。収益の大半をオプション取引から得ている。米オプション市場は、新型コロナ大流行と2021年のミーム株騒動以降、爆発的に成長している。