印インフォシス、4─6月利益と売上高が予想超え 売上高見通し引き上げ

7月23日、インドのIT(情報技術)サービス大手インフォシス が発表した4─6月期決算は連結売上高が前年同期比7.5%増の4227億9000万ルピー(49億ドル)で、LSEGがまとめたアナリスト予想平均の4180億6000万ルピーを超えた。写真はインフォシスのロゴと人々のイメージ。2024年2月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)
Sai Ishwarbharath B Haripriya Suresh
[ベンガルール 23日 ロイター] - インドのIT(情報技術)サービス大手インフォシス が23日発表した4─6月期決算は連結売上高が前年同期比7.5%増の4227億9000万ルピー(49億ドル)で、LSEGがまとめたアナリスト予想平均の4180億6000万ルピーを超えた。金融サービス部門の人工知能(AI)関連契約と市場シェアの拡大が売り上げを押し上げた。同部門の売上高は過去5四半期連続で増加した。
純利益は前年同期比8.7%増の692億1000万ルピーとなり、アナリスト予想平均である675億5000万ルピーを上回った。主に減価償却費と通信費の減少が寄与した。
同社は2025年度の売上高伸び率の予想を従来の「横ばい─3%」から、「1─3%」とレンジの下限を引き上げた。これはアナリスト予想と一致している。
サリル・パレク最高経営責任者(CEO)は決算発表後の電話会議で「世界経済に関する議論はより安定した状況に近づいているが、完全に落ち着いてはいない」と述べ、金融サービス部門では「強い勢い」が見られ、物流と製造関連の受注はマクロ経済環境による打撃を受けていると付け加えた。